結婚式・披露宴の費用が予想以上に高くついてしまい、二次会では出来る限り費用を安くして、自己負担を抑えたいと考えている新郎新婦さんも多いと思います。
ただ、自己負担を抑えることだけを重視してしまった結果、ご友人幹事が予算のやりくりに苦労したり(最悪幹事が自腹で穴埋めするなんてことも…)、会費が高額になったり、参加されたゲストが満足できない内容になってしまったら、本末転倒ですよね。
今回は、そんな結婚式二次会の費用に悩む新郎新婦さんにおすすめしたい、「二次会の費用を賢く抑えるコツ」をご紹介します。
・ゲスト会費だけで二次会パーティーを開催したい
・会費も抑えつつ満足のいく二次会パーティーにしたい
・二次会パーティーで費用を抑えるならどこに注目したらいいのかな?
目次
結婚式二次会でかかる費用とは?
結婚式二次会の費用を賢く抑えたいと考えた場合は、まず具体的な全体の収支を把握することが大事です。
その上で、二次会でやりたいこと、ゲストの満足度をどうやって上げたいかを考えて、費用の優先順位を決めましょう。
二次会の予算について
費用(新郎新婦さんの自己負担)を抑えるためには、二次会の予算を把握することが重要になります。
二次会の予算(使えるお金)は、主に以下の2つです。
- ゲスト会費の合計(会費×ゲスト人数)
- 新郎新婦さんの自己負担(持ち出し)
二次会の収支を計算式で表すと
(会費×ゲスト人数)ー 二次会費用 = 新郎新婦さんの自己負担
となります。
つまり、新郎新婦さんの自己負担を抑えようと考えた場合は
- ゲストの会費を上げる
- ゲストの人数を増やす
- 二次会の費用を抑える
の三つの方法があります。
ただ、ゲスト会費は相場が7,000~8,000円ほどです。
自己負担を抑えたいからと言って、ゲスト会費を相場より高めに設定してしまうと、欠席されるゲストが増えてかえってゲスト会費の合計(会費×ゲスト人数)が減ってしまう場合があります。
そのため、新郎新婦さんが自己負担を抑えるために先ず最初にするべきことは、ゲストをできるだけ多く集めることです。
と言っても、誰でも見境なしに招待をする訳ではなく、参加してもらいたいゲストには出席してもらえる努力をしましょう、ということです。
例えば、二次会の招待リストを数えたら50人いたとします。大抵の場合、新郎新婦さんは40~50人が参加される想定で予算を組み、費用を計算していきます。
もし、実際に出席されるゲストが半分の30名くらいになってしまうと、ゲストの会費を上げるか、新郎新婦さんが自己負担を上げる必要が出てきます。
当然招待した後に会費を変える(上げる)ことはしたくないと思いますので、結果新郎新婦さんの自己負担が発生することになります。
つまり、招待リストに挙げたゲストの出席回答率をできるだけ上げることが、新郎新婦さんの自己負担を抑える最初のコツとなります。
二次会の費用の内訳
次に、結婚式二次会の費用の内訳を説明します。
二次会の開催に必要な主な費用は以下の通りです。
- 会場費(飲食代や会場設備使用料など)
- 装飾費
- 新郎新婦の衣装代
- 余興セレモニー費用
- ゲーム景品代
- 備品・アイテム代
- プチギフト代
- 友人幹事の費用
それぞれ説明していきます。
会場費(飲食代や会場設備使用料など)
結婚式の二次会は、セレモニーやゲームでゲストに楽しんでもらうため、マイク・音響や映像設備が必要となり、会場を貸切で予約されるケースがほとんどです。
ゲスト一人あたりの飲食代金はもちろん、お店を貸切るために必要な会場使用料や設備使用料、貸切の最低保証料金などが発生するため、予約前にこれらの料金詳細を確認しておきましょう。
装飾費
二次会では、ウェディングパーティーならではの「特別感」を演出するために、受付や新郎新婦さんが座る「高砂席」を装飾するケースが多いです。
会場によっては、装飾品を貸し出しできる場合もありますが、基本的には新郎新婦さんが装飾品を持込む必要があります。
余興セレモニー費用
代表的なセレモニーはウェディングケーキカットですが、内容によっては会場で用意してもらえる場合と、別に注文して持込みが必要な場合があります。
また、飲食物を会場に持込む場合は、別途「持込み料」が発生する会場もありますので、事前に確認をしておきましょう。
ゲームの景品代
結婚式二次会の醍醐味ともいえる、余興ゲームでは景品が欠かせないですよね。
ゲスト人数やゲームの内容によって必要な景品数などは変わってきます。
備品・アイテム代
意外と見落としがちなのが、二次会の開催に必要な備品・アイテム代です。
受付で必要な会費を入れておくための金庫や、チェキを撮影する場合は本体やフィルムに加えて、ゲストにメッセージを書いてもらうためのカラーペン。
その他余興ゲームの内容によっては、ビンゴ用紙やスケッチブックなどが必要になります。
友人幹事の費用
えっ?友人に幹事を頼む場合にお金って掛かるの?!
実は友人に幹事をお願いする場合でも、必要な費用は発生します。
先ず幹事を頼んで、準備はもちろん、二次会当日も司会や受付を対応してくれるゲストからは、会費をもらえませんよね?
当然ご友人幹事の人数分は、お店に飲食代金は払う必要がございますので、その分は予算から捻出しなければなりません。
また、無事に二次会を開催された後には、ご友人幹事に「お礼」をお渡しするのが一般的です。
親しき中にも礼儀あり、という諺があるように、負担の大きい二次会の幹事をやってもらえることが当然と思っていると、その後の友人関係に亀裂が生じてしまうこともありますので、しっかりと感謝の気持ちを形にして伝えることが大切です。
ご友人幹事へのお礼は、商品券やギフト券などで、金額は5,000円~10,000円が相場になります。
結婚式二次会で費用を抑えるなら?
では、どんなところを気にすれば、結婚式二次会の費用を抑えることができるかご紹介していきたいと思います。
プランが安い結婚式二次会会場を選んで費用を抑える
一番手っ取り早いことは、会場選びから徹底することです。
レストランやカフェなど様々な会場がありますが、最低保証金額とプラン料金が安い会場を選ぶことです。
特にカフェは、お昼帯は需要がありますが、土日の夜は人が集まりにくいこともあり、プラン料金や最低保証金額が安いことがあります。
逆にレストランでやりたい場合は、ディナータイム前にパーティーが終わるスケジュールだと、金額の融通が利く場合があるため、まずはだめ元でもお店に交渉してみる価値はありますよ!
プラン料金を安くできれば、その分ゲスト会費も抑えることが出来ます◎
結婚式二次会の会場オプションを見直して費用を抑える
二次会でもケーキカットを当然やると思っている方がいると思いますが、実際どうでしょうか? 例えば披露宴でやって、二次会でもやるとなると本当に必要ですか?
追加料金がかかってまでも必要な費用か考える
「二次会から参加してるゲストも多いから必要!!」という理由であれば良いと思いますが、ケーキ代は別途料金が発生するケースが多いです。
もちろんお店は特別な日だからと色んなオプションを勧めてきますが、本人達が必要ないと思うのであれば断って良いんです!!
披露宴でもやっている場合は、なくても良いのかもしれません。
理由もなくただなんとなくやるものなのかな?と思っている場合は、予算を考えながら再検討してみて下さい。
ケーキカット以外にも結婚式二次会でおすすめのセレモニーは、コチラの記事をご参考下さい。
料理を調整して費用を抑える
続いて料理ですが、例えば二次会でゲストを100人呼んだとして料理も100人前必要なのでしょうか?
もちろん料理を楽しみに来るゲストもいますが、飲み専門のゲストや女性もいるため余る事が大半です。
100人来るだろうと思っていたら実際は80人分くらいの料理があれば足りるケースが多いです。
費用の抑えすぎも注意
これは「披露宴から参加のゲストが多いのか?」もしくは「二次会から参加のゲストが多いのか?」にもよりますので、まずゲストの人数といつから参加するのかを明確にしておきましょう。
一つ注意してほしい事は、お店には80人と伝えて当日ゲストが100人来たとしたら、20人の追加を飲み物のみの料金だけで出来るか、お店や会場に交渉してみましょう。
良心的なお店は快くOKしてくれますが、料理も追加分取ると言い切るお店もありますので、ここは幹事にお願いして頑張ってもらいましょう!!
ただし、極端に設定の人数を減らしてしまうと当日料理がしょぼくて見栄えが悪かったり、なくなってしまう可能性もあるので、8掛けくらいがベストだと思います。(また当日になって出席しないゲストもいるため、8掛けまでいかなくても、2~3名程度は少なめに申告がおすすめ)
その他、結婚式二次会の会場選びの際は、様々なポイントに気をつける必要があるので、コチラの記事も参考にしてみて下さい。
景品で費用を抑える
ゲームでどんな景品を用意するか迷うとこですが、もし景品の費用を抑える場合は質より量です。
豪華景品は1~2個にして残りをリーズナブルな物で5~10個ほど多めに用意して置けば充分です。
選ぶ基準は、自分でお金を払って買うほどではないけど、もらったら嬉しいと思う物です。
女性目線で好感のあるものを選ぶ
女性ウケする物を用意すれば、仮に男性がもらったとしても女性にプレゼント出来るため問題ありません!!
これであれば1つ2000~3000円くらいで5~10個ほど用意して、後はディズニーのペアチケットなどの目玉景品があれば3~4万くらいで抑える事が出来ます。
注意してほしいのは、景品3~4個しかない、もしくは目玉景品がなくてもらっても嬉しくないハズレ景品が10個以上などは、ゲストが興醒めしてしまうので気をつけましょう。
また、実際にどんな景品にしようか迷われている方は、こちらの記事もおすすめです^^
費用を抑えながらも納得のいく結婚式二次会を
他にも費用を抑えるコツはありますし、仮に幹事代行や司会派遣をお願いしたとしても、工夫をすれば、新郎新婦自己負担0で会費もリーズナブルに設定することは出来ます!!
ゲストも新郎新婦さんも納得のいく、楽しい結婚式二次会を開催しましょう!
お笑い芸人が司会の幹事代行サービス「2次会エンタ」で、プランナー兼司会者をしている田島です。
これまで50組以上の結婚式二次会で、司会進行を任されてきました。
結婚式二次会のプロの立場から、新郎新婦様やご友人幹事様が知って役立つ情報やノウハウをお伝えしていきます。